第25章 憧れと嫉妬。
★日向翔陽★
・・・俺のせいで試合中断させたのに・・・
影山に怒鳴ってしまった・・・
も庇ってくれたのに・・・
には後で謝ろう・・・
影山「次、コイツにトス上げるんで!全力でブロックして下さい」
日向「!?」
なんなんだよクソ影山・・・
わざわざ次の攻撃教えてどうすんだよ・・・
あんなでっかいブロック俺じゃ打ちぬけないのに・・・!
「翔陽ー!」
日向「?」
「翔陽なら絶対大丈夫だからっ!そんな顔しないの!壁にブチ当たった時、乗り越えるだけが方法じゃないの翔陽が一番わかってるでしょ」^^
日向「乗り越えるだけが方法じゃない・・・?」
俺が一番わかってる・・・?
それって・・・・
影山「今のお前は、ただのちょっとジャンプ力があって素早いだけの下手くそだ!」
日向「・・・?」
影山「大黒柱のエースになんかなれねえ」
日向「!」
東峰「ちょ・・・ちょい・・・」
田中「おい」
「・・・・」
何だよクソ影山のやつ!!
でも、も何も言い返さない・・・
影山「でも!俺が居ればお前は最強だ!」
日向「!?」
影山「東峰さんのスパイクはスゲー威力があって3枚ブロックだって打ち抜ける!」
東峰「え゛っいやでも毎回じゃないしえーーーーと」アセアセ
西谷「動揺しすぎっス!」
影山「じゃあお前はどうだ!俺のトスがお前に上がった時、お前はブロックに捕まったことがあるか」
日向「・・・!」
影山のトス・・・
こいつとの速攻で捕まったことなんか・・・・無い・・・
「ナイッサー!」
「ッサァー!」
ブロックでっかい・・・
日向「――――・・・」
壁を乗り越える以外の方法・・・
影山「躱せ!!!」
躱す・・・
影山「それ以外にできることあんのかボケェ!!」
高い高い壁・・・・
ブチ当たったら俺にそれを打ち抜く力も、乗り越えることもできない
だったら俺は・・・
日向「躱す」