第25章 憧れと嫉妬。
急に身長なんて大きくはならない
これから大きくなるなんて保証もない
だからそんなものに憧れや嫉妬をしても仕方ないのかもしれない
それでも・・・
翔陽がそう思ってしまう気持ちもわかる
飛雄が言いたい事もわかる
だからってこのままってわけにもいかない
翔陽の囮だって十分凄いのに・・・
どう言えば伝わるのかな
翔陽がこんな風に飛雄に怒鳴ってるの初めて見た
澤村「よし!じゃあ続き始めよう」
「あっ・・・・」
コートから出なきゃ・・・
私は翔陽に何も伝えることができなかった
「・・・・・」
影山「俺がアイツを納得させてやる」
落ち込んだ私を見て、飛雄はそう言った
飛雄は言う事がキツイ。
だけど、仲間の大切さを知ってからの飛雄は変わった
言い方はキツイままだけど・・・
でもちゃんと翔陽の事を考えてくれてる
変に私が口出すよりも、飛雄に任せた方がいいのかもしれない
「飛雄、お願いねっ」^^
影山「おぉ!」
今の飛雄は頼もしい
翔陽には必要な相方だもんね
飛雄、任せたよっ!!
私がコートから出ると試合は再開された