第22章 優しすぎるエース。
★★
孝支先輩が心から楽しいって思えて
旭先輩がバレーを好きだって気持ちを取り戻して
西谷先輩も部活に戻ってくる
そんな理想を私は何度も何度も頭の中でイメージしながら体育館に向かった
部活が始まって、皆はいつも通りの練習メニューをこなしていた
「サッこォーい!!」
「一本ー!!」
それは突然の事
西谷「んローリングッ」
「「「「!?」」」」
西谷「サンダァァァ!!!」
「!?」
聞き覚えのあるセリフ・・・
西谷先輩は”ローリングサンダー”と大きく叫びながら横に回転しながらレシーブをとった
そして自慢げな顔をしながらこちらに向かってくる
西谷「おい!見たか?」
「”ローリングサンダー”・・・・やっちゃいましたね」
西谷「カッコイイだろ!」
「・・・・・ハイ。カッコ良かった・・・・と思います」汗
西谷(フフン♪)
そして鼻高々に又戻っていった
本当にやっちゃったよ”ローリングサンダー”
何でやっちゃったんだろう?
皆の反応は・・・
菅原「・・・あっうん。ナイスレシーブー!」
田中「普通の回転レシーブじゃねーか”サンダー”どこ行った!」
澤村「コラ変な事叫びながら動くんじゃないよ危ないよー!」
影山「何で叫んだんですか?」
月島「何・・・今の・・・」
山口「ブフーッ」
日向「教えて!ローリングサンダー教えてえええ」
まぁ、皆の反応はこんなもんかな
けど西谷先輩は納得できなかったみたい
西谷「影山・月島・山口まとめて説教してやる 屈め!いや座れ!俺の目線より下に来い!!」