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私のスキを貰って下さい。

第22章 優しすぎるエース。


★菅原孝支★


影山「潰されたんですか?試合で」

「潰された?」

菅原「・・・ある試合で・・・旭のスパイクは徹底的にブロックに止められてさ・・・」

日向「えっ!?そっ・・・」

菅原「”それだけ”って思うだろ?」

日向「!!あっいやっブロックされるの凄く凄く凄く嫌なの凄くわかりますっっ・・・・けど・・・それでバレー嫌いになったりは・・・」


そうだよな、旭はエースだからブロック狙われるのはいつものことだ

だけどあの試合では・・・


菅原「旭は人一倍責任を感じちゃう性格だから・・・」

「・・・先輩・・・」

菅原「!ていうかお前ら急がないと部活始まるぞ!俺もすぐ行く!」

影山・日向・「!!」

「急ごう!」

日向「うんっ!!」



3人は急いで走っていった

俺も3人に背を向けて教室に向かった


旭・・・

やっぱもうバレー嫌いになっちゃったのかな



菅原「俺も急がないとっ」

「孝支先輩!!」

菅原「っ!?」



突然大きく名前を呼ばれて驚いた

けど、この声・・・

俺は後ろを振り返った



菅原「・・・」



戻ってきたのか



「私は諦めません!!旭先輩が戻ってくるの!!」

菅原「・・・何でそこまで・・・」

「だって!!じゃないと、孝支先輩がちゃんとバレー楽しいって思えないじゃないですか!西谷先輩だって・・・旭先輩だってそうです!皆がちゃんと心から楽しいって思ってくれないとイヤなんです。」



の悔しそうな顔

両手の拳をギュッと握りしめている

は本当に俺たちのこと、考えてくれてるんだなぁ



菅原「ありがとな^^ほら、早く部活行くぞ!」

「あ!そうでした!!」

菅原「俺もすぐ行くから!」

「はいっ!」



そうだよな・・・まだ旭がバレー嫌いになったと決まったわけじゃないんだ

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