第22章 優しすぎるエース。
★★
飛雄はセッターについて凄く熱く、熱く話してくれた
「プススッ」
影山「!?何だよチビっ!!」
「飛雄がどれだけセッターが好きなのかが凄くつたわってきた!練習もどろっか^^バレーしたいって顔してる」
飛雄がこんなキラキラして話してるの初めて見たかも
本当に好きなんだなぁ・・・
皆、ちゃんと自分のポジションに自信持ってる
けど・・・エースの旭先輩はどうなんだろう?
西谷先輩に散々根性無し!って言われてたけど・・・
どんな人か一度見てみたいな
影山「オイ!!体育館早く戻るぞ!!」
飛雄はもう頭の中がバレーでイッパイのようで、早く体育館に戻りたそうにソワソワしてる
「引き留めたの飛雄なのに・・・」
私は小さく呟く
影山「何か言ったか?」
「何もだよ!戻って練習しなきゃね!!」
影山「おう!!」
飛雄のスイッチが入ったため急いで体育館まで戻らされた
保健室でのあの一瞬はなんだったんだろうと思いながら
飛雄に触れられた唇に、少し触れた