第22章 優しすぎるエース。
何してんだ俺・・・
一瞬思った
もう少しと居たいって
それに・・・・
影山「お前・・・西谷さんのことカッコイイとか思ってんのかコラ!」
「何その龍先輩被れな喋り方」プスっ
影山「うるせぇ・・・」
やっぱ聞くんじゃなかった
そもそもそんなこと聞いてどうすんだよ・・・・
「西谷先輩って・・・ワイルドだよね。てか豪快だよね!けどレシーブは静かでキレイ・・・凄いギャップだねっ」^^
はまた嬉しそうに笑う
それってカッコイイって思ってるってことか?そういう事だよな?
確かに西谷さんのレシーブは凄かった・・・
凄いリベロなんだと思う
でも、やっぱセッターが一番カッコイイ!!
影山「お前・・・セッターよりリベロの方がカッコイイとか思ってんのか」
「え、はっ?何言ってんの急に・・・」
影山「セッターはチームの司令塔だぞ!?試合中1番多くボールに触れるのがセッターだ!!スパイクだってセッターのトスが無きゃ打てねぇんだぞ!!」
「確かにそうだね・・・」
影山「お前、今度後側から見てみろ。そーすっとよ、セッターの超速えートスが良くわかるんだよ!コートの端っこから端っこまでギューーーン!て敵のブロックの目の前一瞬でボールが通り過ぎて、『おいソレ本当に打てんのかー!?』って思うんだけど、トスの先にはちゃんとスパイカーが跳んでてよ、打つんだよ!ドカ―――ん!つって」
「それをいつも打ってるのが翔陽なんだよね!」
影山「確かにスパイカーもリベロもかっこいい!けど敵のブロック欺いてスパイカーの前の壁を切り開く!難しくてカッコよくて面白いのがセッターだ!」