第22章 優しすぎるエース。
★影山飛雄★
の腕を引いて保健室に来た
怪我してる足と腕を消毒して絆創膏を貼る
絆創膏は少しずれてしまった・・・・
影山(まぁいいか・・・)
何だかんだ言い合いしながらも、こいつはずっと笑ってる
それを見てたら、さっきまでモヤモヤしてイライラしてた気持ちが一気に吹き飛んだ
何でだ?
影山「よし、戻るぞ」
そう言って俺はの顔を見た
「うんっ!」
の顔に少し血がついてる
影山(何で顔についてんだ・・・?)
俺は顔に付いた血を拭うためにの顔に手を伸ばし、顔に触れる
唇のすぐ上に少しだけ血がにじんでいたから、頬に手を添えて、親指で唇を拭った
「ひゃっ」
影山「っ!!」
コイツの突然の声に驚く
影山「何だよ急に」
「それはこっちのセリフだよっ!!」
影山「は?」
の顔はみるみる赤く染まってく
その時やっと俺は、自分がとってる行動に気づいた
「・・・・・・」
影山「・・・・・・」
俺は自分の手を急いで引っ込める
けど、もう遅い
の赤さが俺にまで伝染する
俺たちは二人で顔を赤くしながら少しの間目を合わせていた
影山「おっ!」
(お・・・?)
影山「お前が顔に血なんてつけてるから!拭いてやったんだろ!!ボケ!!アホォッ!!」
俺は今、何でか緊張してる
試合でもほとんど緊張しない俺が・・・・
何で今なんだ?!
の唇の触感をマダ親指が感じている
「もー!!又一言多い!!」
影山「はぁ?」
「飛雄!!ほら!戻るよー!!」
影山「あ?ああ・・・」
は急いでベッドがら立ち上がり
保健室から出ようとドアに向かった
―グッ―
「わっ!何っ!?」
俺は咄嗟にこいつの腕を引いた