第3章 初めての仕事。
★田中龍之介★
「田中先輩って意外に優しいんですね」
ピクッ
優しい・・・・?
田中「まぁな!わはは!もっと敬え!田中様と呼べっ!」
こいつわかってんじゃねーか!!
人を見た目で判断しちゃいけねーからな
「・・・・・・いいです」
まぁ俺も・・・・先輩ってやつだからなっ!!(キランッ!)
田中「それにしても、お前本っ当にちっせーな」
こんなちっせーと気づかれねーんじゃねーか?
ボンッ ボンッ
「一応気にしてるんですけど」
田中「いいじゃねーか!!小学生みたいでっ!!」ブフッ
潔子さんとは程遠いな!!
「・・・・・・」
田中「お前も潔子さんを見習え」
潔子さん・・・・
「・・・・・・」イラッ
田中「まぁ、無理だろーけどなっ!」プスー
潔子さん・・・・・・今日も美しいんだろうな
「先輩なんか相手にもされないでしょうけどね」
やっぱこいつはまだまだガキだな
全然わかってねー
田中「お前、潔子さんのガン無視最高だぞ!!」
ブハ---!!今の俺、決まったな!!カッコ良かったろ!?
「先輩。そこまで本気だと本気で引きます」
ふっはっはっは!!
引きたまえ、引きたまえ・・・・・・・え、引く!?
それにしてもコイツ、会ってまだ二日目だけど喋りやすいやつだなー