第20章 私の知らない過去。
「お疲れ様でしたっ!」ペコッ!
清水「お疲れ」^^
私と清水先輩は門で別れ、それぞれ歩き始めた
『カラカラカラカラ・・・』
後ろの方から自転車を引く音が聞こえ、振り返ろうとすると、先に向こうから私の名前を呼ぶ声が聞こえた
日向「ー!!一緒に帰ろー!!」
田中「おーう!お前も今帰りか」
影山「・・・・・」
振り向くと、自転車を押しながら手を振る翔陽、ニカッと笑いながら片手をあげる龍先輩、そして無表情の飛雄
「いいよーーー!!一緒に帰ろぉ」^^
立ち止まり3人に大きく手を振ると、翔陽は私の元まで走ってやってきた
日向「、何で先に行っちゃうんだよー」ムス
「え、何でって・・・約束してないし・・・」
翔陽は何だか少し怒っている
日向「女の子なんだから一人で帰ったら危ないだろっ!!」
「そんな、大丈夫だよ」^^
そういえば、孝支先輩にも前に同じこと言われたなぁ
翔陽も、私の事女の子扱いしてくれんだ
「けど、心配してくれてありがとう」
日向「へ?あっうんっ」アセアセ
「もう眠気取れた?翔陽こそちゃんと帰れる?」
日向「大丈夫っ!ちゃんと帰れるっ!」
田中「お前モップ持ちながら寝てたもんな」プスス
日向「ちょっ!田中さんっ!!」汗
影山「・・・腹減った」
「「「ぐぅ~グリュルルルルゥゥゥゥ・・・」」」
翔陽、龍先輩、飛雄のお腹は同時に大きな音を鳴らした
「ぺこぺこそうだね」
日向「ハラヘッタァ~・・・」
田中「よし!肉まん食って帰ろうぜ!」
影山「ぅす!」
3人は、坂ノ下商店に着くと急いで中に入っていった
やっぱり高校生男子はよく食べるんだなぁ・・・・
なんて肝心して、私は3人が出てくるのを待った