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私のスキを貰って下さい。

第20章 私の知らない過去。




私たちはいつもの第二体育館まで帰ってきた

後は軽く掃除をして本日の部活も終わりです


日向「・・・・ふぁ~・・・Zz」

「翔陽眠そうだね。今日イッパイ緊張してイッパイ走ったもんね」

日向(うつら・・・うつら・・・)zzz



ありゃりゃ、立ちながら寝てるよ



「翔陽?危ないからモップ貸して」

日向「ZZZ。。。」



もう夢の中だね



縁下「日向!もうモップいいから帰んな!なっ?」

山口「アレ見てツッキー!立ったまま寝てる!」

月島「スゲー(笑)」

影山(ギョッ!)




翔陽はチームとして初めての試合だったんだもんな

そりゃ疲れるよね

けど、凄く楽しそうに試合してたなぁ

あんな楽しそうに試合してるの見てるとやっぱ羨ましいって思っちゃうな



そして私たちは、モップ掃除を終えて、片付け始めた



山口「この真っ二つのモップ危ないから捨てちゃって良いですかーあ?」

「わあ!本当だ危ないね」

菅原「!いいんだ!それは!」

「え?」

菅原「・・・いいんだ」

山口「?」


私は胸元らへんの服をギュッと掴んだ

何でこんなにもギュウって苦しいの?

苦しくて一瞬涙が出そうになって、鼻の奥がツンとした

孝支先輩は折れたモップを見ながら、凄く辛くて苦しいって顔をしてた



菅原「直せばまた使えるだろ・・・」

山口「?はぁーい」

「・・・・・・」



先輩は折れたモップをずっと見ていた

私の知らない過去の話

先輩に一体何があったんだろう

いつも笑顔の先輩が持ってる悩み

私は先輩の心を救いたいと・・・そう強く思った
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