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【リヴァイ】自由で未知の絶景を【進撃の巨人】

第3章 Episode:3




ガチャとドアを開ける

「リヴァイ、開ける時はノックをしなさい。
…おや、ナギーア?
…よかった、説得できたんだな。」

「まぁな。
ほとんどハンジとペトラとエレンのおかげだけどな。
この際俺はいらなかった。」

と少し残念そうにエルヴィンから目を逸らし頭を掻く。
リヴァイも少しでも良いからナギの力になりたかったんだろううなぁ。
此処の幼馴染は本当にお互いを大切にしている。
偶に怖いくらい。

「そんなことないさ~、実際リヴァイが居てくれてよかったって思ってるし。ねーナギ~?」

『…………まぁ、うん。』

「オイオイオイ、なんだその曖昧な返事は…。」

『うるせ、元々誰のせいでこんな事になったと思ってるんだボケ…』

「あ?今なんつった。聞こえねぇ。」

「はいはい、乙女心がわからないリヴァイも素直じゃない心配性ナギもストップ!これから作戦会議なんだから~」

「乙女心なんて知るか、男に女の心は分かるはずねぇ。」
『ハァンジッッッ///!!その話はもうやめてくれ、恥ずかしい!』

また喧嘩が始まりそうな2人を止めたら、今度は息ぴったりに返事をよこした。
まったく、仲がいいのか悪いのか…。

「邪魔するぞエルヴィン」

と開いているドアから入ってきたのは、もうひとりの分隊長、ミケ・ザカリアスだった。

「お~!!この前の調査以来じゃないかミケ~。
お久しぶり~」

「~あぁ。…で、なんだこの修羅場は。
なんでナギーアが赤面している。
なんでリヴァイが不貞腐れてるんだ。」

ミケの視界に一番に飛び込んだのは、やはりリヴァイとナギーアだった。
リヴァイが機嫌を悪くするのはいつものことだが、不貞腐れるのは案外珍しい。
それにいつもは表情を表に出さないナギーアが顔を真赤にして照れている…というより恥ずかしいのか?とりあえずいつもとは違うことは明らかだ。

「まぁ色々あったのだよ。」

軽く流し、さてととエルヴィンの方へ目線を向ける。

「ナイル師団長は説得できたのかい?」

「…結果から言うと、できたな。」

なにか良い方が遠回しな気もするが、まぁ大丈夫…なのかな?
と思い深掘りはしなかったが

「オイ、結果から言うと、という意味はなんだ。
問題があるなら言え。」

聞いちゃうんだ。聞いちゃうんだリヴァイ…




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