• テキストサイズ

【リヴァイ】自由で未知の絶景を【進撃の巨人】

第2章 Episode:2




「まずはさっき言った“ナギーア憲兵団異動の話”をしてとりあえず話せる状態にまで持っていく。」

フムフム、と相槌をうちながら自分の説明を食い入るように聞いてくるハンジ。
地味にウゼェ…。

「んで、正直言って異動はあくまでも本人の意志が尊重されるだろう。それにエルヴィンはナイル師団長に顔が利く。そんくらい理解してもらえるだろ。」

「ナイル師団長は憲兵でも珍しいまともなお方だからね。
それにただの噂だけどエルヴィンとは昔の馴染らしいよ」

「ハッ、それならなおさら都合が良い。
んでだ、もしお前が憲兵に異動することになったら、100%壁外を見れねぇって言ってやんだ。」

「…悪趣味だねリヴァイ…。
彼女の弱いトコ突くなんて…。」

「そうでもしねぇと出てこねぇだろ。
それに少なくとも憲兵に入れば壁外を見る機会なんざ一ミリもねぇよ。」

憲兵団は王のもとで国民を先導する。
だから壁外に出るなんてことはほぼ無いし、それどころか今異動したら新兵扱いされて雑務も任務も押し付けるんだろう。

そんなクソ集団に大切なナギーアを送り出すわけには行かねぇ。
それに新兵の成長には毎度ナギーアに感化される奴が多い。
正直言って戦力としても、新兵の成長にとっても、アイツは俺達調査兵団に絶対必要だ。

あんな奴等にウチの大元やってたまるか。

「…一度試してみようか?」

「いや、まずアイツがなんで引き籠もってんのかからだ。
アイツはよくペトラと話してるはずだ。まずペトラたちから当たるぞ。」

「了解」




/ 29ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp