第2章 Episode:2
言われた通りに粥を食ってから薬を飲み、もう一度布団へ入る。
多分まだ少し書類が残っているだろうから最低限できる時間帯に起きるようにしなきゃだな…
とかなんとかいろいろ考えながら眠りについた。
*
バァンッッ!!!!!
と勢いよくドアが開かれる
「おぉっはよーリヴァイ!!ナギの代わりに薬しっかり飲んだか確認しに来たよぉっ!!!!!!」
「うっせぇなクソメガネ。薬は飲んだ。」
「あ、ホントだ…。リヴァイのことだから飲んでないかと!!」
「今からでもお前の俺の認識を変えてやるよ。」
「っはっはっは~!リヴァイ怖っw!ナギには優しいのに私への対応刺々しいw!」
ゲラゲラと笑いながら話すコイツの意図が読めなさすぎる。
何考えてんだコイツ…
「…ナギーアは?」
「ん?…今は一人で訓練してるよ。
一人訓練場に立て籠もってね。出てこないか聞いたけどとりあえず新兵が入ってくるまで出るつもりはないんだって。」
「は???執務はどうすんだよ」
「緊急の書類のみ渡して欲しいんだって。
その他の書類は昨日リヴァイが寝てる時に徹夜して全部終わらせたらしいよ。…止めたんだけどね」
「オイオイオイオイ、待て待て、明らかなオーバーワークだろうが。エルヴィンは止めなかったのか?」
「その話を聞いた人全員反対してたよ。
けど、本人の意志は変わらなかった。」
「チッ…アイツ一人で自分勝手な行動しやがって…。」
自分を思って反対してくれた人を突き放してでも籠もって訓練する必要なんてあるのか?
沸々と怒りが湧いてくる。
それと同時に、疑問と心配の気持ちも一緒に。
なんとも言い表せない複雑な心境で口が動かず、部屋がしんとする。
「…面会も拒否ってんのか?」
「あぁ。先程言った緊急の書類はベンチに置いておいて欲しいんだって。…正直そんな事する理由も経緯も全くわからないんだけど。」
「あぁ居た、ハンジ…とリヴァイ。起きたのか」