第1章 始まり
毎日犯されて孕まされて産まされるなんて、自分、苗床……?
そんなことが脳裏を過ぎり、このままじゃだめだと、逃げ出さなきゃと思った自分は必死に抵抗を始めた。
するとずっと微笑んでいた白月さんから微笑みが消えた。
「そんなに抵抗しないでください。私はただ貴女を愛しているからこうして繋がっているのですよ?」
愛……? 歪みすぎてるよ。
こんなの愛じゃない。
でも、行為は止まらない。自分のナカを掻き回し、突き上げ、その動きは何かを探しているようにも思えた。
そんな時、とある場所を擦られた瞬間またあの感覚が一気に押し寄せてきた。ビクンッと身体が反応した瞬間を白月さんは見逃さなかった。
「見つけました……ココが良いんですね?」
「んぅ……!? んっ、んんんんっ」
「ふふふふっ……可愛い……可愛いです……もっと、もっと私の触手で気持ちよくなって、乱れてください」
触手はそこを執拗に擦り始めた。
だめ、だめ……またイく……イっちゃう。
「んっ、んぅぅ……!」
ビクビクと身体を震わせ仰け反る。
きゅうっと触手を締め付けると勢いよく子宮口をずんっとひとつきされ、何か固いものが子宮のナカに送られてくる。
「今産み付けてますからね……産み付けられるのも気持ちいいでしょう……?」
耳元で囁きながら頭を撫でてくる。優しく、優しく―――
こんな酷いことをしてくるのに声と手は優しくて、頭がおかしくなってしまいそう。
卵がどんどん送り込まれ、子宮が卵でパンパンになった頃、口に入っていた触手と卵を産みつけていた触手が引き抜かれる。
「ふぁ……あふ……お腹……子宮が……」
「ふふ、沢山産みつけられてしまいましたね。では、無精卵なので精を注いで有精卵にしましょうか」
「え……や、やだ……も、むり…………ぃい……っ!?」
今度はまた別の触手がナカに入ってくる。
ずっちゅずっちゅと容赦なく突き上げられ、子宮口をノックしてくる。
「ひぁ……っ、や、っぁあんっ」
「嗚呼……琴美さんのその甘い声……最高に興奮します……」
恍惚の笑みを浮かべる白月さん。
怖い、逃げたい、もう嫌だ。
それなのに与えられる快楽は規格外で、ひとつきされる度にビクンビクンと反応してしまう。
早く、終わって―――