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【R18】俺のヒーローはαでした

第3章 確信


響也side

「三上、落ち着け。」

俺がそう声をかけると、布団の上に置いていたお金と通帳を俺に向け投げつける。

「あんたに何が分かるんだよ!普通の家庭に生まれて、αで愛する人と出会って、番になって!どうせ俺に優しいのも今だけだろ!あんたも俺を捨てるんだ!その気にさせて身体だけ狙ってるんだろ!」

「違う!俺はそんなこと思ってない!」

暴れだした三上を落ち着かせようと思いっきり抱きしめる。
それでも三上は「離せ」と暴れ続ける。

「もうやめてくれよっ!離せよ!」

「俺はお前がいないといやだ!」

「またそういうことっ!うぅ……何でそうやって勘違いさせるようなこと言うんだよっ……ひっ……俺には何もないっ、アンタを喜ばせれるようなこともできないっ、顔だって整ってないっ、性格も良くないっ、出来ることはフェロモンでアンタを誘惑することだけだっ!」

少しずつ落ち着いてきたのか、俺を殴っていた手の力が弱くなり今では俺の服を握りしめている。

「お願いだから……死なせて……うぅ……死なせてよ……」

「大丈夫だ。お前には何もないことなんてない。俺はお前がいないと嫌なんだ。また帰ってきて欲しい、一緒に飯も食いたい。お前が家に来てから帰るのが楽しみになってきたんだ。だから死なないでくれ。」

三上の頭をゆっくり撫で、俺の気持ちを伝える。

「……そんなの信じろって言うのかよ……」

「……信じてくれたら嬉しい。」

「……無理……だって。でも……信じたい。今は無理だけど。」

「それでいい。ゆっくりでいい。」

「……さっきは物投げてごめん。」

落ち着いたのか、俺の胸に顔を埋めてきた。
三上の耳が少し赤くなっている気がした。
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