第3章 確信
響也side
帰る?
このまま何も出来ずに?
「せめて三上に謝れ。ちゃんと心からの謝罪をしろよ。アイツが今どれだけ辛い思いをしてるか知ってるか?」
「……知らない。でも想像はできる。だからこそ行かねぇよ。アイツも俺の顔見たくねぇだろ。早く帰れよ。」
そうだよな。
三上ももう関わりたくないだろう。
俺はアイツに何もしてやれないのか。
次の日も俺は三上の元へ見舞いに向かった。
昨日より少し元気に感じた。
妊娠してないことが分かって安心したんだろう。
「今日も来てくれたんだ。」
「あぁ。……顔色いいな。」
「うん。少し体調良くて。さっき先生からもリハビリがこのまま上手く行けば退院早いだろうって。顔の傷は暫く残るだろうって言われたけど。」
「そうか。」
何とか社会復帰できそうで安心した。
その次の日も、また次の日も俺は見舞いに行った。
今日もいつもの時間に病院に着き三上の病室に向かっていると、どこかのお偉いさんだろうか、スーツを着た男が2人三上の病室に入っていった。
1人は40~50代、もう1人は70~80代だろうか。
邪魔しては悪いと病室の外で待っている事にした。