第3章 確信
響也side
その後、三上は直ぐに妊娠検査をした。
結果は陰性だった。
医者が言うには想像妊娠というものらしい。
精神的なものから妊娠していると身体が勘違いを起こしているのか。
「ごめん。心配かけて。ただの勘違いだった。」
「いや、俺は大丈夫。」
三上は妊娠していない事にホッとした様子だった。
ただ、精神的に追い詰められていることには間違いない。
警察としてではない、俺としてこいつに何ができるんだ?
「……ほんと俺って迷惑かけてばっかだよな。家族にも、あんたにも。金もないし……」
「今は他人の事心配するな。治療に集中しろ。そして家に帰ろう。」
「…ありがとう。」
俺は寄るところがあるから、と言って病院を後にした。
正直、三上が妊娠していなかったことに俺自身もほっとしていた。
病院から暫く車で走り、とある場所に着いた。
三上の元彼の家だ。