第3章 確信
千明side
俺自身、性行為にはもう慣れている。
これまでだって何度もそういう場面に出会しているからだ。
だが、
「んぐっ!まって!やめっ!!ぶっ!」
馬乗りになって顔を何度も殴られる。
かと思ったら次は腹を殴られた。
こうやって暴力を振るわれることには慣れていない。
痛くて怖くて……こんなのは生き地獄だ。
いっその事殺して欲しくなった。
自然と涙は溢れ出る。
その顔でさえ俺はカメラを向けて撮られ続けた。
「うぅ……ごめんなさ……」
涙を流しながら謝ると口の中に大きく硬くなった性器を押し込まれた。
喉奥を突かれて苦しい。
息が出来ず何とか鼻で息をしていたがそれでさえ塞がれてしまう。
「んん!んぶっ!」
窒息仕掛けようとした瞬間に口から抜かれる。
「はぁっはぁっ」
口からは唾液が流れ出てきた。
死にたい……
こんな苦しくて痛いのは嫌だ。
「うぅ……ひっぐ……」
「うわ、ガチ泣きしてんだけど。」
そう言って周りが嘲笑う。
そんな俺を無視して後ろの穴に先程の大きく硬くなった性器を押し付けられる。
こんなのには慣れてるはず。
なのになぜか頭の中に佐野の顔が浮かんでしまい俺は咄嗟に、
「いやっ、嫌だっ!やめてくれ!」
必死に懇願した。
だがその願いも虚しく、俺の中に無理矢理ねじ込まれた。
「あ゛ぁぁぁ!いだいっ!やめてっ!」
俺の悲痛の叫びは男達にとっての興奮材料となる。
そんな俺を無視して腰を振り続ける。
その最中も俺は頬を平手打ちされていた。
「いっ…あっ…んぅ...///」
気持ちでは拒否をしているのにも関わらず俺は気持ちよさを感じていた。
殴られている部分は痛いが下半身は興奮してしまっていた。
「やぁっだめぇイっちゃう//」
「イけよ、おら!」
俺が果ててしまったと同時に中に大量の精子を注がれてしまった。
興奮してしまった自分が更に嫌になり涙は更に溢れ出る。
いつまでこれは続くのだろうか。
早く帰って佐野とご飯が食べたい。
そんな事を考えながら俺はひたすらカメラの前で犯され続けた。