第4章 気になる
気がつけば家の目の前まで来ていた。
「今日はありがとう。じゃあまた明日」
そう言って行こうとするの手を國神は引っ張った。
「?どうしたの?」
今日じゃなきゃいけないと思った。
今日言わなきゃもうずっと言えないと。
國「連絡先、交換しねぇか…?」
は首を縦に振った。
「うん、いいよ」
はQRコードを差し出し、無事、連絡先を交換することに國神は成功した。
國「サンキュ」
「うん、それじゃあ今度こそ、また明日。」
は颯爽と玄関に入って行った。
國「また明日」
そう呟き、國神も帰路に着いた。
そしてこの日お互い確信した。
(私、國神くんのこと…
國(俺は天羽のこと…
"好きなんだ"
と。