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ヒーローは実在した【ブルーロック】

第7章 本音


國「天羽」

来実の方を見ていたは國神の方を向いた。

國「こんな形で言うつもりじゃなかったが、バレちまったから言うな」

は少し顔を赤らめながら一回頷いた。

國「好きだ。俺と付き合ってくれ」

「はい、こちらこそお願いします」

はぺこりとお辞儀をした。

國「やば…」

が國神の方を見ると、國神も顔を赤くしながら口元に手を当てそっぽを向いていた。
視線を感じた國神は

國「なんつーか…すげー、嬉しい…」

恥ずかしがりながらそう言った。

「私も嬉しい」

2人は見つめ合い笑い合った。

國「帰るか」

「うん」

そしてそこからそう長くはない道のりを歩きだした。

國「なぁ」

「ん?」

國「名前、呼んでいいか?」

「名前?」

國「天羽じゃなくて、その……って…」

「フフフ、うん、もちろん。じゃあ私も呼んでいい?





"ヒーロー"って」




國「!?…なんだよそれ…」

そんなことを言いながらも國神の顔は嬉しさを隠せていなかった。

「流石に冗談だけど、でも國神くんは本当に私のヒーローだよ」

國神は黙って話すの方を見た。

「私がピンチの時、いつも助けてくれる。初めて会った時も、準備室に来てくれた時も、"あぁ、ヒーローって本当にこの世にいたんだ"ってそう思った。だからこれからも、何かあったら助けにきてね、ヒーローさん」

國「あぁ、すっ飛んで行くよ」

「ありがとう。…錬介くん…」

が恥ずかしそうにそう呼ぶと、國神はひどく驚いていた。

「でも、いいかな…?呼び方…」

國「やば…もう…」

そう言うと國神は頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。

「ごめん、嫌だった?」

國「可愛すぎる…」

國神は頭をフルフルと横に振るとそう呟いた。
もそんなことを言われてしまうと恥ずかしさで居ても立っても居られなくなってしまうのだった。


ーfinー
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