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ヒーローは実在した【ブルーロック】

第4章 気になる


は立ち上がると國神に餌のある場所を教えた。

「ご飯の場所はここだから、ここから持って行って」

國「了解」

「もし袋がなくなりそうだったら私に教えて。芹澤先生に伝えるから」

國「わかった」

「あと鍵はここね、帰ってきたらここに戻してね」

國「おう」

「それじゃあいこっか」

國神は袋を持つとと共に準備室を出た。









2人がウサギ小屋に向かっている途中、それを見かけた人物がいた。

来「あ!錬く…ん…?」
来(と、誰?隣にいるあの女)

友達A「ほら、くー、いこー」

来「あ、うんー!ごめんごめん!」
来(私でも振り向いてくれないのに隣を歩くあの女は誰なの?)

2人の姿を見た来実は悶々とするのだった。






ウサギ小屋につくと、ウサギ達は國神の姿を確認するなりパーッと隠れてしまった。

國「嫌われてる…のか?」

「見慣れないからだと思うよ。それに國神くんおおきいから、威圧感があるのかも」

國「そうか…」

「次から入ったらしゃがむようにしてみて。そのまま何回か来れば、懐くと思うから」

それからは國神に餌を与える場所、量、元気がない子に飲ませる薬の説明をした。

「こんな感じかな」

國「わかった。そういやこのウサギ小屋、あんま臭くないな」

「2、3日に一回は掃除するようにしてるからね」

國「そうなのか」

「うん。掃除は私がやるから大丈夫だよ」

國(そうか…天羽はみんながやりたくないことを自分がやろうとしてるんだ)
國「いや、今度それも教えてくれ」

「え、でも…汚いと思わないの?」

國「そんなんウサギだって生きてるんだ。仕方ないことだろ」

「そっか…國神くんは、他の人とは違うんだね」

國「ん?なんか言ったか?」

「ううん、分かった。いいよ」

國「サンキュー」

「それじゃあ戻ろっか」

2人は準備室へと戻り、片付けを終えた。



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