第2章 離婚か風俗か
わたしが力なく頷くと、
「セクシーキャバクラとかもあるけど?」
言いながら、首を傾げる夫。セクシーキャバクラ?キャバクラはキャバ嬢だから、友人もアルバイトをしていたけど・・・。それは知らない。わたしが理解できていないと悟ったのか、
「セクシーキャバクラって、セクシーなランジェリーを着て、男の人に触られたり、反対に、男の人を触る感じだよ。オッパイパブとかいう場合もあるくらい。野々花は、オッパイは大きいし、感度もいいから向いているかも」
と、言って笑う夫。え・・・。たしかに、オッパイは大きいけど、知らない人に触られるとか・・・無理。
「あとは、抜きキャバかな」
と、続ける夫。抜きキャバ?
「わからないか?抜くんだよ。フェラで。でも、野々花は、苦手っていうか、下手だから無理か」
と、笑う夫。たしかに、夫に頼まれて、何度かチャレンジしたけど、早漏の夫ですら、フェラで発射したことはなかったから、下手なのかもしれない・・・。
「そうだな。それとも普通に本番した方が埒が早いかもしれない」
と、言い出す夫。本番?
「本番ってわからないよな?」
尋ねる夫。頷くと、
「普通にセックスするだけだよ。野々花の場合、それが一番、向いているかも。野々花、セックス、好きだろ。それに、野々花のマンコは気持ちいいから、早く終わると思うよ」
と、自分が早漏なだけなのに、世間の男の人は同じだという感じで話す夫。
「わたしが、他の男性とセックスをしても、静也は、何も思わないの?」
わたしは、夫に尋ねた。
「それは、嫌だけど、仕方がないじゃん。手早く、金を稼ぐには・・・。それに、野々花の症状だったら、万が一、間違いがあっても妊娠する心配はないし・・・」
と、話す夫・・・。