【ヒロアカ】change the truth【R18】
第2章 目を開けるとそこは
「服をどうにかしないとな」と、相澤先生が低く言った。
病院での検査では、身体に刺された形跡もなければ、異常も一切見つからなかった。体調も普段と変わりない。刺されたのが嘘だったのではないかと思うほどだ。
「病院で調べても、傷もなければ問題もないと言われたんですよね......」
そう言うと、相澤先生は少し黙った後、「不気味だな」と短く言い、立ち上がった。
クローゼットを開け、奥からシンプルなTシャツとパンツを取り出してきた。そして、それを私に手渡しながら言う。
「とりあえずこれに着替えろ。そのままじゃ気分も落ち着かないだろう。サイズは合わないだろうが、我慢しろ」
「ありがとうございます」と受け取り、指示された洗面所へ向かった。