【ヒロアカ】change the truth【R18】
第2章 目を開けるとそこは
相澤先生の家に到着すると、相澤先生は無言でドアを開け、「入れ」と促した。
中に足を踏み入れると、殺風景な空間が広がっていた。
必要最低限の家具だけが配置され、装飾品や個人的な物はほとんど見当たらない。まるで相澤先生の性格をそのまま反映したかのような部屋だった。
「お邪魔します」
そう言う私に相澤先生は「とりあえず座れ」とソファを指差した。
私は言われるままにソファに腰を下ろす。
その時、相澤先生の視線が私の服に向けられていることに気づいた。彼の視線を追って自分の服を見ると、刺された時にできた穴と血痕が生々しく残っていた。
これ、やばいな。
改めて見ると、かなり生々しい。普通なら大怪我をしていてもおかしくない状態だ。