【ヒロアカ】change the truth【R18】
第2章 目を開けるとそこは
「……何か問題でもあるのか?」
先生は眉ひとつ動かさず、冷静な目で私を見返してきた。その視線に少し気圧されながら、私は慌てて首を横に振る。
「い、いえ……ただ、家って、相澤先生の家ですよね? 本当に私が行っていいんですか?」
「何があるか分からない状況だ。君の個性が突然発現してもすぐに抑えられるよう、俺がそばにいるべきだ。住んでた場所も覚えていないなら、他に選択肢はないだろう」
相澤先生の言葉は至極もっともで、どう考えても否定の余地はない。
男の人の家に行くのも初めてなのに、いきなり泊まる流れになり心臓が早鐘を打つのが分かる。
信じられない展開に、どう反応すればいいのかも分からなかった。