【ヒロアカ】change the truth【R18】
第2章 目を開けるとそこは
診察が終わり、相澤先生が受付で会計を済ませて戻ってきた。私はまだ、先ほどの診断結果についてぼんやりと考えていた。
個性があるのにもびっくりだけど、何か分からないなんて。
しかも暴走する可能性もあるとか怖すぎる……
私の中に得体の知れない個性が宿っていると考えるだけで、不安が増す。そんな私の思考を断ち切るように、相澤先生が淡々と口を開いた。
「とりあえず、今日は一旦俺の家で過ごしてもらう。個性についての報告は、明日校長に伝える」
「えっ!?」
突然の言葉に、私は思わず声を上げた。驚きのあまり、反射的に相澤先生を見つめる。