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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第37章 緋色の思惑



意味のない事は、言わない人だと分かってはいるが…
そんな事をする意味も趣旨も分からない為、一瞬状況を疑問に思う。


椛「それって何の意味があるんですか?
何か急ぎの用とかではなく?」

沖矢「急ぎの用ではありますが、ずっと何か椛さんに作業して欲しいことがあるわけでは無いので…

とにかく来ていただけませんか?
詳しい事は…

後ほど、来て頂いてから直接説明します。」
 

趣旨は結局、今の返答では分からなかったが…
彼の事だから、きっと何か電話では話せないような、話があっての事なのだろう。
 

椛「…わかりました。
では、打ち合わせが終わって家出る時に、また連絡します。」

沖矢「急に無理を言ってすみません、ありがとうございます。
連絡お待ちしてます。」

椛「分かりました、ではまた後ほど。」

沖矢「はい、後ほどまたよろしくお願いします。」


 

電話が切れると、再び寝室に戻り、ベットにダイブするように倒れ込む。
 

椛(うぅ…
まだ眠いよぉ〜)

このまま二度寝をしてしまいたい気分だが、二度寝をするには少し中途半端な時間だ。

ベットに寝転んだまま、スマホ片手に、寝ている間に来ていたメールの類を返信していく。

その中には、就寝後の夜遅い時間に届いていた降谷からのメールも入っていた。

メールの内容は、また梅を一緒に仕込むと約束したのに、果たせていない事への詫びだった。

 
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