第6章 ミッドタウン杯戸
安室「所で…
さっきコナン君に帰り際何を言われたんですか??」
椛「あぁ〜…」
さっきまでの空気とは異なり、その言葉に再び安室の方を見ると、困ったような、拗ねた様な表情をしている安室の横顔が見える。
中々答えようとしない彼女に対して、
運転しながら一瞬こちらを見て返答を催促するように首を傾げる安室。
椛「うーーーーん、、、
子供のデートのお誘い??
...みたいな?
感じ?」
安室「えっ??どう言う事ですか??」
先程のコナンとのやり取りをそのまま安室に伝える。
安室「それ、行くんですか??」
何故かますます拗ねた顔をしている安室。
椛「さっきお寿司食べてる時も、ミッドタウン杯戸での事、疑ってたし、何か私に探りを入れたいんじゃないかな??
大丈夫です、その辺りはもちろん話したりはしませんから。」
安室「そーゆー事じゃ無いんだけどな。」
小声でボソッとつぶやく。
椛「えっ??ごめんなさい、聞き取れなかったです。」
安室「いえ、今のは独り言なので。
気にしないで下さい♪」
そうこう話をしているうちに、もはや見慣れてきた彼女の自宅前に着く。