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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第35章 闇の男爵夫妻



食事が終わると、当たり前のように食器を片付け、洗い物をしようと彼はシンクに立つ。

彼女も一緒に片付けをしようとするが…
やはり、彼に制させる。

降谷「椛は先に、ゆっくりお風呂にでも入ってきなよ。」

これ以上は何を言っても、片付けに参戦させてもらえない気がしたので、彼の言葉に甘えてここは彼女が折れた。

椛「そしたら、お言葉に甘えて…
今日中に終わらせたい事務作業があるから、作業してても良い?
30分ぐらいで終わると思うんだけど…」

降谷「あぁ、もちろんだよ。
そしたら片付け終わったら、俺が先にシャワー浴びても?」

椛「うん、もちろん。
お先にどうぞ?」

降谷「ありがとう、じゃあここが片付いたらそうさせてもらうよ。」

椛「うん、こちらこそありがとう。」

彼の腰に一度ギュッと抱きついてお礼を言うと、宣言通りパソコン作業をする為、デスクに腰を下ろす。

そんな彼女の様子を、降谷は食器を洗いながらオープンキッチン越しで見つめていた。

降谷(平和だ…
こんな時間がずっと続けば良いのにな。
なんだか日常の一コマに…
心が浄化される心地がする…)

彼女を見つめる彼の瞳は、とても慈悲に満ちていた。
 

夕飯の片付けが終わり、宣言通り先にお風呂に入る。

降谷(はぁ〜…
やっぱり湯船は最高だな…)

普段はシャワーで済ませるが、沸かしてある湯船にゆっくりと全身浸かると、疲れが一気に抜け出る心地がした。



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