• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第35章 闇の男爵夫妻



椛「もう…
意地悪…」

安室「あはははっ!
すみませんw
もし良ければその『完熟梅さん達』の仕込み、
僕も一緒に参加しても良いですか?」

椛「えっ?
一緒に?」

安室「えぇ。
僕、梅仕事した事なくて、一度してみたかったんですよね♪
今日はその梅で何を仕込むんです?」

椛「白梅干しの予定ですけど…」

安室「おぉ!梅干し!
是非参加させてください!」

思いの外テンションの高い電話越しの声に、少し驚く。


椛「…安室さん、私に気遣ってない?」

安室「いやいや、そんな事ないですよ!
梅仕事をしたい事も、梅干しを仕込んでみたかった事も本心です。
椛さんが作る梅干しは本当に美味しい。
前にもそう話したでしょう?」


彼の言葉に、過去、一緒に家で食事をしてた時のことを振り返る。

椛「確かにそう言ってたけど…
あまりにも急だったから、気を遣ったのかなって気になって。」

安室「梅は時期を逃すと、仕込めないのでしょう?
逆に、一緒に梅仕事が出来るこんなチャンス、逃しなくないよ。」


椛(…成程、確かにそういう考えをする人だった。)


電話口の彼の話ぶりと、声のトーンから素で思ってくれている事だと理解すると…


/ 1108ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp