第43章 裏切りの擬装
安室「ポアロの店で、僕が波土さんの大ファンだと話したら、リハーサルを見れるように、園子さんが手配してくれたんです…
彼の所属するレコード会社に出資しているのが偶然、園子さんの鈴木財閥だったらしくて…」
蘭達のそばに辿り着くと、足を止める安室。
そしてその後ろから、そっと顔を出す梓。
その姿に蘭も園子も気づき、梓と視線が合う。
蘭「あれ?
梓さんも来たんですか?」
園子「ポアロじゃ興味なさそうにしてたのに…」
梓「お店じゃ隠してたけど…
私も大ファンなの!」
梓は少し興奮した様子で、一歩足を踏み出す。
安室の隣に並ぶと、スッと安室の腕を取って自身の腕を絡めた。
園子「えっ?」
そしてそのまま、ギュッと安室の腕に抱きつく。
安室に寄り添う梓のその仕草に、目の前の園子と蘭は固まる。
梓の仕草に違和感を感じたのは、声を上げた園子だけじゃ無い…
蘭も驚いた顔をしている。
蘭(梓さん…?)
園子(胸めっちゃ…)
椛(…当てに行ってるだろアレ!!)
コナンは女性陣の違和感を感じた後、一度そっと側に立つ椛に視線を向けた。
薄らと口角を上げて、皆の会話に耳を傾けている様子だった。
側から見たら、柔らかい笑みを浮かべている様にパッと見えるが…
コナンからは、張り付けた笑顔の様にも見えた。
コナン(こりゃ〜…椛さん…
怒だな…
ハハッ…)ジト目