第35章 闇の男爵夫妻
椛「こっちは白インゲンで作った発酵あんこに、桜を練り込んだ桜餡です♪
普通のあんこが終わったら、こちらも作っていきましょう!」
博士「桜餡、最高じゃな!!
わしゃ〜、桜餅も大好物じゃ!!」
椛「哀ちゃんがなんとなく、桜餡好きそうだなと思って。
なんとなくですが。」
博士「哀君が和菓子を食べてるイメージは、あまり無いが…
まぁ、哀君が食べなくてもワシが食べるから問題ないわいっ!」
椛「あははっ!
そんなこと言ってるとまた、おやつ禁止令出されちゃいますよw
哀ちゃんからw」
博士「その塩梅が中々、難しいんじゃよぉ〜…」
椛「あははははっ!」
和やかに雑談をしながら、2人で全てのもち米と餡子を使っておはぎを仕上げていく。
どんどんお皿に並ぶおはぎ達の姿に、博士は至極ご満悦の様子だった。
全てのおはぎを仕上げ終わると、2人で仕上がったおはぎ達を眺める。
お皿に並べると、前回のドーナツの時と同様に中々の量だ。
博士「こりゃ〜…
幸せな絵面じゃのぉ♪」
椛「ふふふっ♪
そうですね。」
博士「子供達もそろそろ帰ってくるじゃろ。
みんなに見せるのが楽しみじゃわい!」
椛「喜んでくれると嬉しいですね♪」
博士「それまで味見をしながら、お茶でもするかの。」