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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第35章 闇の男爵夫妻



博士「それが例の
『発酵あんこ』
なんじゃな!」

椛「そうです♪
現代の市販のあんこは、物凄い量の精製された砂糖を使用してつくられるのですよ…
残念ながら。
けど、この餡子はそういった砂糖は一切使用せずに、糖化の力だけで甘みをつけているんですよ。
このまままず、味見してみますか?」

そう言ってスプーンに少し餡子を取って、博士に渡す。

普通に生活していたら、発酵あんこを目にする事は無いだろう。

初めて見る発酵あんこの原型に、興味深々なのか、スプーンに乗った餡子を少し観察した後に、口に含んだ。

そして口に入れた瞬間…

博士「おぉ!
凄い!
小豆の味が濃い!
そしてちゃんと甘い!
不自然なくらい甘いというより、自然な甘さじゃな!
これが発酵あんこか!
美味しいわ〜い♪」

博士の感想に、ホッとしたように椛笑顔を見せる。

椛「気に入って頂けて良かったです。」

博士「本当に全く砂糖を使用していないのか?
普通に甘いがの。
これが糖化の力か!」

椛「そうなんです。
糖化ってすごい作用ですよね、ホント。」

博士「本当じゃな~!
化学分解は尊いのぉ~♪」

椛「化学分解、尊い事、この上無いですよね♪」

発酵あんこの試食が終わると、そのまま2人キッチンに並ぶ。

炊き上がり、触れる温度になったもち米と、発酵あんこを使って大量におはぎを作っていった。




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