第35章 闇の男爵夫妻
椛「うわぁ~…
これはこれは…
もし私が怪盗キッドだったら、ガラスの扉入り放題、自由自在ですね!」
博士「ははは~!
まぁ、そうじゃなw
椛君が怪盗キッドじゃなくて、良かったわいw」
ガラス板への試し照射が一通り終わると、次に鉄板に照射して、金属板に対する切れ味を椛見せる。
椛「わぁお〜…
これもし窃盗犯とか持ったら、金庫破り放題ですね。」
博士「ははは~!
流石に、このサイズのレーザーカッターだと、金庫ほどの厚さを敗れる威力は無いんじゃよ。」
鉄板に銅板、アルミ板と、博士のデモンストレーションが一通り終わると、椛にも試してみるようにレーザーカッターを手渡す。
椛は先ほどまでの博士と同じように、木、ガラス、金属板と同じように試し切りをしていく。
椛「なる程…
これ、ホント中々ヤバいやつですね。
しかもこんなに小型化に出来るなんて…
博士ってやっぱり、天才ですよね!!」
博士「そうなんじゃ!
今回、ここまで小型化するのは正直骨が折れたが…
この通り、小型化に成功じゃ!
なんせ、わしは天才じゃからな!
わっはっはっはっは!」
本日何度目かの褒め言葉と、天才と言われたことが嬉しかったのか、腰に手を当てて喜びを前面に押し出す博士。
その姿はなんとも、微笑ましい。
最後に注意事項と、充電の仕方の説明を受けると、2人は建屋に戻って行った。