第35章 闇の男爵夫妻
博士「どうかな?」
椛「とても良いと思います…
私にも似合っている…」
博士「じゃろぉ~!
椛君に似合うと思って作ったんじゃ!
デザインを決めるのに、1番時間がかかってな!
大ぶりなアクセサリーは、着ける人を選ぶからな…
けど、椛君なら問題ないと思ったんじゃ。
これこそ科学とオシャレの融合じゃ~!
わっはっはっはっ!!」
興奮している博士の言葉に耳を向けつつ、ツメのつまみをいじりながら、変声機をオンにしてみる。
椛「あぁ~あぁ~こんにちわは…
おぉっ!
声変わりました!」
博士「いい感じじゃな!
ノイズも入っていないし、自然な感じじゃ!」
気をよくしたのか、また少しつまみをいじって声を発する。
椛「ららら~♪♬
ごきげんよう。」
博士「おぉ、マダム系じゃなw」
椛「ルルルル~♪♬
超いい感じ!」
博士「あははは!
この声はギャル系かの?」
椛「タラッタラッタラ~♪♬
ウサギのダンス~♪」
博士「歌のお姉さんみたいじゃ!
それにしても…
なんで毎回歌うんじゃ?」
随分と気に入ったのか、しばらくそのまま色々つまみを動かしながら声を発する。
椛「ようこそ~♪♬
あっ、これは有希子さんの声にそっくりですね。」
博士「確かにそうじゃな。」
椛「これは中々想像の幅が広がりますね!!
ありがとうございます、博士♪
一点目、大分楽しませていただいた所で、次の箱を開けさせて頂いてもよろしいかしら?」
博士「はははは!
もちろんじゃとも!
そしたら次はこれかの?」