第35章 闇の男爵夫妻
椛「これも、発信機の類に反応するんですか?」
博士「いや、これはペンダントトップに変声機能を埋め込んだんじゃ!」
椛「えっ?
変声機?
こんなに小さいのに!?
コナン君や昴さんと同じってことですか?」
博士「あれからまた色々改良を重ねてな。
椛君のは物凄く小型化したので、新一に渡してある蝶ネクタイ型変声機ほど、声の種類の幅は無いんじゃよ。
けど、女性の声なら裏についているツメのつまみで調整すれば、大体の声は再現できる。」
椛「すごっ!
十分ですね!
いざというときは、これで変装もバッチリクオリティーアップですね!」
博士「その通りじゃ!」
椛「凄いけど…
嬉しいけど…
これが大活躍しない日々が続けばいいと思っているのは…
私だけでしょうか…」
博士「はははははは!
まぁ、確かにそれは使わないことに越したことはないじゃろうなw」
そう言いつつも、今つけているネックレスを外して、試しに首に掛けてみる。
今日は先日、博士に作ってもらったブルーのピアスをちょうどつけて来ている。
想像していた通り、今日つけているピアスとネックレスがよく合う。
椛(凄っ…
全然不自然じゃないわ…
それに、ピアスのデザインとネックレスのデザインが本当よく合う…
博士は、ジュエリーデザイナーにでもなるつもりなのだろうか…)