第35章 闇の男爵夫妻
椛「えぇ、そうですね。
いつもこんな感じです。」
有希子「昴さんの料理の腕がメキメキ上がっていた背景には、椛ちゃんの存在があったのね〜♪」
椛「あははっ!
お陰様で。
よく呼んで頂けますし。
秀一はなんだかんだで、飲み込みがとっても早いので。」
有希子「優秀ですって!
昴さん!」
秀一「恐縮です。」
椛「…いつもは、褒められると、とことんドヤ顔するのに、有希子さんの前ではしないのね。」
秀一「そうゆう事は、安易に人にバラすもんじゃ無い。」
椛「なんか今日、やけに大人振りすぎじゃない?」
秀一「実際いい大人だ。」
椛「もちろんそれはそうなんだけど…
あっ、その梅は付いてると見せかけて、なり口取れてるから、そのままで大丈夫です。」
秀一「成程、承知した。」
有希子「あははははっ!
もう本当!
なんなのあなた達2人!
可愛すぎるんですけどw」
会話はしつつ、作業している手元はしっかりとチェックしつつ…
そんな2人の様子に再び笑い声を上げる有希子。
有希子「仲の良い恋人同士にも見えるし、親友同士にも見えるのに…
ちゃんと先生と生徒感がある所がまた素敵だわw」
椛「…一応、今この時間は1番最後のが本命ですけどね。」
秀一「ふっ。」