第35章 闇の男爵夫妻
有希子「まぁっ!
ゆうちゃんったら、私の前で失礼しちゃうわ!」
優作「いやいやw
そんな意味じゃ無いよ。
もちろん世界で愛している女性は、君だけだよ。」
有希子「もうっ!」
優作「はっはっはっはっ♪」
急に目の前で始まった夫婦のラブラブコントに、このまま何も突っ込まずに落ち着くまで様子を見るか、止めに入るべきなのか…
椛と沖矢は一瞬思い悩むが…
思いの外早く本筋に戻ってきたのは、有希子の方だった。
有希子「椛ちゃんごめんね!
優作がキツい言い方しちゃって…」
椛「いえ、全然大丈夫です。
私の立ち位置を考えたら、そう思われるのは当然の事だと思います。
本来ならこのまま追い出されても、おかしくないと思いますし…
むしろ家に上がらせて頂き、すみません。」
優作「赤井くんからも、新一からも、椛さんはこちら側だと聞いてはいるが…
ついついな。
実際、椛さんが新一の正体を既にバラしていたら、奴らに狙われて、とっくに我々は息子を失っているだろうしな。」
流石、世界に名を馳せる推理小説家と行った所だろう。
話し方はコナンもとい、新一に似ているが、優作の方が大分落ち着いている雰囲気を醸し出している。