第34章 アウトレットパーク暮張
公安1「随分、楽しそうだったって言ってたぞ?
堅物そうな顔して、やる事やってんだな!
本当、お前いつの間に彼女出来たんだよ?
ちゃんとそういう事は、俺たちに言えよな!
でっ?
どうやって出会ったんだ?
どんな子なんだ?
ちゃんと教えろよ!」
風見「えっ、あっ、いや、まっ間違えだ!!
そそそそそそんなんじゃ無い!」
公安1「いやいやいや〜!
恥ずかしいからって、隠すなよ!
減るもんじゃないし〜。」
風見「い、い、い、いや!!
本当にそんなんじゃない!
仕事で関わっていただけだ!」
公安1「そうなのか?
何だよ〜!
風見の、良い話だと思ったのによぉ〜!」
風見(そんな噂が部内で広がっているなんて、降谷さんの耳にでも入ったら…
…ひぃっっ!!)
戦々恐々とする風見であった。
〜そして午後のポアロでは〜
カランカラカラーン♪
梓「いらっしゃいませ〜…」
ドアを開き店内に入ると、お店の中を見渡す来店者2人組。
そんな2人が探している人物は、1人しか思い浮かばないと、梓は声をかける。
梓「今日、安室さんは居ないですが…
それでもよければ、空いているテーブル席へどうぞ?」
梓の言葉に見渡す事をやめて振り向くと、少し残念そうな表情が梓の瞳に映った。