• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第34章 アウトレットパーク暮張



椛「…」

風見「仕事柄もあると思いますが、
多分椛さんが思っている以上に、あの人は貴方に対して、腹を括っていると思います。

だから…
椛さんは椛さんのまま、出来ることをすれば良いと思います。」


椛「風見さん…」


風見(ちゃんと伝わっただろうか…
降谷さんの覚悟が…)


背筋を伸ばしてしっかりと椛を見下ろし、言葉を続ける風見。

そんな風見の様子を、手を止めて見上げると、視線が重なる。

降谷とはまた、違う意志の強さと言うか、真面目さとか、真っ直ぐな心持ちを持つ人間なんだと、今日一日、一緒に行動を共にして、椛は感じていた。

椛(きっと私には見えていない彼が、
風見さんには、見えているんだろうな…)


公安内部の細かい事情は分からないが、日々、各々の信念に従って日本を守っている事は確かだ。


椛「風見さん、ありがとうございます。
風見さんにそう言ってもらえると思ってなかったので…
とても嬉しいです。

そして…
変に気を使わせてしまって、ごめんなさい。」


風見「いえ、自分は思ったことを言ったまでですから。」


彼女に納得してもらえたと感じたのか、風見の表情は、際ほどよりも幾分晴れやかに見えた。



/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp