第6章 ミッドタウン杯戸
安室(今は無理か。)
と、コールを切ろうとした所で彼女が電話に出た。
椛「もしもし」
安室「安室です、すみません今忙しかったですか?」
椛「忙しいわけでは無いですが、、、
どうしたんですか?
何かありましたか?」
安室「いえ、あの後無事帰れたか、一応気になって、、、
連絡しました。」
椛「そうでしたか、、、
ありがとうございます。
実はまだ外なんです。
あの後、蘭ちゃん達と合流して、これから事件がひと段落したお祝い(?)で、一緒に夕飯にお寿司食べに行こうって話になって、今いろは寿司に向かってるタクシーの中なんです。」
そう言われて耳を澄ませると、確かに電話越しの彼女の声の先に小五郎、蘭、コナンの話し声がかすかに聞こえる。
安室「そうでしたか。
それ、僕も合流していいですか?」
椛「?? 先ほど言ってたお仕事はもう終わったんですか?」
安室「えぇ、今そこから帰路に向かってる車の中なんです。」
椛「そうでしたか、、、
こちらは全然問題ないと思いますが、ちょっと一応皆に伝えますね。」
そう言って、電話先で皆に合流することを伝えているようだ。
椛「大丈夫です。
こちらはあと10分ぐらいで着きますが、現地集合でいいですよね?」
安室「大丈夫です、こちらもあと15分ぐらいで着きます。」
椛「分かりました。ではまた後程。」
そう言って静かに電話を切った。