第34章 アウトレットパーク暮張
椛(最近、人に服買ってもらう事が続くな…)
『自分で払う』と椛は言ったが、事件に巻き込まれている為、経費で落とすので支払いは不要と断られてしまった。
まぁ、経費で落ちなかったとしても、風見が支払うつもりではあっただろうが。
再度、タオルを購入すると、今度こそは帰路に着く為、再度駐車場に向かう。
中々の量のショップバックを全て後部座席に乗せると、運転席に座る風見。
風見「このまま、椛さんの自宅へ向かってよろしいですか?」
椛「はい、ありがとうございます。」
そのまますぐに発進する車。
その先の住所を聞かれないと言う事は…
既に彼女の自宅の場所を把握しているのだろう。
椛「風見さん?」
風見「はい、なんでしょうか?」
椛「風見さんって、お休みの日あるんですか?」
風見「えっ?
ぁっ、はい、ありますよ。一応」
椛(一応なんだw)
椛「風見さんってお休みの日何してるんですか?
あと、趣味とか?」
風見「?
何故そんな事を聞くんです?」
椛「それは、風見さんがどんな人か知りたいからですよっ!
普段、仕事はものすごく忙しいだろうし…
『どんな事で息抜きしてるのだろう?』って。
気になるじゃないですか♪
もちろん、聞いた話は他言無用にしますから。
あっ、言いたくなかったらもちろん答えなくてもいいけど。」
風見「特に、聞かれて困る様な趣味はないですが…」