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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第34章 アウトレットパーク暮張



椛「破水してる…」

風見「えっ!?」

男「なっ!?」

その言葉に驚いたのか、最後唯一掴んでいた女性の手をパッと離す男。

そして、そんな隙を見逃さなかった風見は、すぐさま男の腕を縛り上げてナイフを奪う。

男「クソっ!!」

そのまま羽交締めにして、他にも武器を隠し持っていないか確認していく風見。

椛「お姉さん、ごめんなさい、確認しても良いですか?」

質問の意味を汲み取ったのか、必死で頷く女性の仕草を確認すると、

椛「ちょっと失礼しますね…」

椛は女性のスカートの中に手を入れると…

椛「赤ちゃんの頭…
降りてきてる…」

風見(えっ!?)

男「なっ!?」

女子高生1「えっ?
どう言うこと?」

女子高生2「赤ちゃん、今から産まれるの?」

彼女の言葉に皆、耳を疑い、妊婦に視線を向ける。

椛は風見と目が合うと…

椛「救急車!早く連絡して!」

風見「は、は、はっ、はいぃぃっ!!」

男を拘束しつつ、片手でスマホを操作し、電話をかける風見。

不安そうに、どうすれば良いか分からない女子高生2人は、オロオロとしている。

椛「お姉さん、予定日はいつですか?」

人質女性「っ…あと10日ほど先です。」

椛「初産ですか?」

人質女性「はいっ…」

際ほど男にかけていた声とは異なり、いつものトーンで女性に話しかける椛。

そして、苦しそうに息も絶え絶えに、椛の質問に答える女性。


 
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