第34章 アウトレットパーク暮張
立体駐車場に入り、店内入り口に一番近い位置の空いているスペースに車を停める。
車を降りてしまったら、公安関連の話は外で出来ないため、一旦話はここで終わりだ。
とりあえず、本来の目的である買い物に集中しようと、車を降りると、風見の後をついて歩く椛。
どうやら行く店は決まっている様で、まずはスポーツウェアを購入するのか、スポーツショップへ足を踏み入れた。
椛「今日は何用のウェアを買うんですか?」
風見「普段のトレーニングウェアを、そろそろ買い変えないといけないので。
その辺りを一通り揃えます。」
椛「そうですか。
先日、着てたテニスウェアも風見さんチョイスですか?」
風見「えぇ、そうですよ。」
椛「あのテニスウェア姿、すごい素敵でした♪
流石風見さん!
彼の似合う色をよく把握してる!」
風見「あっ、恐縮です。
ありがとうございます…」
椛「今回はどんなトレーニングウェアにしましょうかね♪
私が見たのは黒だったけど…
この辺も似合いそうだな〜♪」
早速、ウェアがかかっているラックを物色し始める椛。
流石、買い出しに着いて行きたい自ら志願しただけの事はあるのか、その姿は随分と楽しそうな様子に見える。
椛「この辺と…
これも凄い似合いそう!
どうかな?
風見さん?」