第34章 アウトレットパーク暮張
風見「はぁ…
貴方のいうとおり、降谷さんは抱え込みすぎですよ。
本当、本来だったら組織の潜入操捜査だけで十分というか…
手いいっぱいの筈です。
あの人も…
感覚が少しバグってるんですよ。」
椛「あはははっ!!
感覚がバッぐってるw
やっぱり風見さんから見ても、そう見えるんですねw
そうかそうか〜w」
風見「下についていても、どんなタイムスケジュールでこなしているか、たまに謎な時があります。
それにそもそも、事件を引き寄せるというか…
だとしても抱え込みすぎです。」
椛「やっぱり、そうですよね。
抱え込みすぎなんだよな〜
正義感が強すぎるせいなのかしら…
それに、『あの人も』って…
どういう意味ですか?」
風見「…抱え込みすぎなのは貴方も同じでしょう?
感覚が人と少しズレている所も。」
椛「えっ?」
風見の言葉に、楽しそうに笑っていたところから、首を傾げて視線を風見に向ける。
風見(この人も自覚ないのか…)
彼女は次の言葉を待っているのか、ジッと向けられ続けている視線を運転をしながら感じるが…
風見「いえ…
そろそろ着きますよ。」
風見の言葉に視線を前方に戻すと、その言葉の通り、ショッピングモールがすぐ側に見えてきていた。
椛(話、逸らされた…
私は公安では無いし、感覚、ズレて無いと思うけどな…)
どうやら彼女の感じている感覚は、風見とは相違だった様だ。