第32章 装飾品の秘事
コナン(椛さん、
普通に歩美と恋バナしちゃってるよ…
こーゆー所は隠す気ゼロかよ…
というか椛さん…
安室さんにベタ惚れじゃねーか……
ははは…)ジト目
事件があった事など遠い昔の様に、穏やかな午後の時間が流れていった。
夕方になり、子供たちはそろそろ帰る時間になる。
それぞれ帰りの準備をして、椛も子供たちと一緒に玄関に向かう。
歩美「コナン君は?
一緒に帰らないの?」
コナン「俺は博士とちょっと話すことがあるから。」
歩美「そっか~。」
博士「じゃあ椛君、途中まで子供たちのこと頼んじゃぞ。」
椛「えぇ、分かりました。
では、お邪魔しました。」
帰りの挨拶をして、玄関から出ていく4人を見送る博士と、コナンと、灰原。
玄関扉が閉まると、すぐさま博士に向き合うコナン。
その表情は少し険しく見えた。
コナン「さっき昴さんの所に行った時、椛さんから電話があったって聞いたけど。
博士と二人でいるとき、椛さんはどんな様子だったんだ?」
博士「どんなと言われても…
新一からの電話が切れてしまった時、
椛君に
『掛け直してみたら?』
と言われて、直ぐかけ直したんじゃが…
新一には電話がつながらなかったからな。
その様子を見て、椛君は心配して、電話をかけてただけじゃよ。
沖矢君と、安室君に。」
コナン(やっぱり安室さんにも、連絡してくれてたのか…)