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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第32章 装飾品の秘事



博士「まぁ、新一の言う通り、安室君がバーボンだったのなら…

真意が分からんうちは、大きな声でわしからは新一には何も言えんがのう…」

博士の言葉に、2人の間に再び暫し沈黙が落ちる。
博士は博士で何か板挟みの様な感覚があるのだろう。
博士の話と、話をする様子を見て、そんな風に椛は感じた。


椛「新一君が、安室さんの事をバーボンだと断定した経緯を伺っても?」

博士「まぁ、椛君には話しても問題ないか…

わしも直接現場に居たわけではないから、新一からの又聞きになるが…」

そして先日起こったミステリートレインでの話を、話し始めた博士。

 
 
 


椛(なるほどね~…
それでバーボンって確定したのか。

それにしても…
そうじゃないかと疑っていたけど…

哀ちゃんもやはり幼児化してたのか…

しかも組織の科学者って。
通りで賢そうな話し方するはずだわ…)

椛にコナンの正体が新一である事がばれて居た事は、博士も聞いていたが…

博士は記憶がごっちゃになったのだろうか…

『灰原がシェリー』だとは知らなかった椛に対して、ついうっかり知っている偵で、ミステリートレインの話を目の前で続けている博士。

椛(これ、私だったからまだ良しとしても、
敵側じゃ『うっかり』じゃすまなかっただろうに…
こういう所、博士は少し抜けてるのか…

まぁ、私は棚からぼたもち系だったけど。)


結局最後まで何も突っ込まず、そのまま時折相槌を打ちながら、博士の話を聞き続ける椛であった。



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