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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第31章 エルダーフラワーかローズか否か



会計の対応をしてくれたのは安室。

支払いが終わると、扉を開けてそのまま店の外まで見送りに出てくれる。

安室「椛さん、今日は申し訳なかったですね。」

椛「いえ、安室さんが謝る様な事じゃ無いです。
それに庇って頂きありがとうございます。」

安室「それは…

僕が貴方を庇うのは当然のことでしょ…」

椛「ふふふふっ♪」

少し拗ねた様な、それでいて自信に満ち溢れた様な表情を見せる安室の姿は、本来の素の表情の方だと分かる。



椛「安室さん、先ほど話の途中になりましたが、私はエルダーフラワーの方がいいかなと思いました。
ローズもいいけど、バラは香水や化粧品等でも良く使われるし、なじみのある香りです。

女性は好きだと思いますが、男性はローズティーや、ローズヒップティーが苦手な方も多いと聞きます。

男性客にもリピーター注文をしてもらうなら、『花』のイメージが強いローズより、『ハーブ用要素』が強いエルダーフラワーの方が良いかなと思いました。

食後にコーヒーや紅茶を合わせる喫茶店メニューなら、なおさら。

参考になるかわかりませんが。」

未だ勤務時間中の安室を、長く外に連れ置くわけにもいかないと思ったのか、要点を短絡的に説明する椛。


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