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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第6章 ミッドタウン杯戸


安室「どうする…
これは…
中々のピンチだぞ…」

その時、
遠く聞こえる喧騒と共にこちらに向かって走ってくる1人分の足音が聞こえる。

安室(警察か消防が上がってきたか!)
そう思い、像の影から足音がする方に身を出し確認すると…

椛「!!! 安室さん!!」

安室「!? 椛さん!?」
思いもよらない人物が現れて少し面食らう。

息を切らせて額から汗を流す彼女が安室のそばにたどり着く。

椛「…もう、はぁはぁ、
安室さん、足速すぎ…だから…
はぁはぁ…」

安室「君は何故ここに!?
何故避難してないんだ??」

いつもの優しい口調とは異なり、厳しい口調で言い放つ。

彼女は息を整えながら、先ほど安室が外した外板の中、爆弾の状況を確認している。


椛「はぁはぁ、、、安室さんと同じです。
私も用事を思い出したんですよ。」

そう言って、行きに安室に褒められた桜色のカバンの中をゴソゴソと漁っている。

安室「何を言って…」

彼女はカバンから小さな筆箱を取り出し、筆箱をあけるとカッターとハサミを取り出す。

椛「安室さん、どっちが良いですか?」

そう言って取りだしたカッターとハサミを手元に差し出す。

安室「君は…」

椛「爆弾のタイマー、解除するんですよね?
手伝います。」

そう言って自分より背の高い彼を見つめる。

真っ直ぐと自身を見上げるその黒い瞳が、あまりにも力強く綺麗で、こんな時でも、こんな時だからこそなのか…
彼女の瞳に目を奪われる。
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