第31章 エルダーフラワーかローズか否か
椛「園子ちゃん?蘭ちゃん?」
園子「あぁっ〜!!
椛お姉様!!!!
来てたんですか!
元気になってよかったですぅ〜!
心配してたんですよぉ!」
蘭「えっ?
椛さん??
あっ!!
本当だ!!
よかった!
身体の調子はどうなんですか?」
先程までの店内の雰囲気を吹き飛ばす様な、明るいテンションの園子と蘭が入店して来たことによって、いつものポアロに戻って来た。
椛「ありがとう♪
心配かけてごめんね。
もう大丈夫だよ!
先日も誘ってくれたのにごめんね、行けなくて…。」
園子「いえいえ!!こちらが急でしたし!
今度は是非、椛お姉様も一緒にいきましょ♪
結局事件があって…
あの日はろくに、コーチつけてもらえなかったんですよw」
蘭「椛さんもテニスやられるんですか?
良ければ是非、次はご一緒したいです♪」
どんどん始まる女子トーク。
そんな彼女達の様子に安心したのか、椛の肩を掴んでいた手を離すと、2人分のおしぼりと、お冷を取りにカウンターに入っていく安室。
その様子を見て、本来の業務に戻る梓。
椛の隣のカウンター席に園子と蘭を通す。